思ったより、とおくに

専業主婦のエッセイ

今年のクリスマスツリー


昨日クリスマスツリーを箱にしまい、なんとなく部屋が寂しくなった。

 

毎年クリスマスシーズンになると、クリスマスツリーを買おうか悩んでいた。我が家は転勤族で物を増やすことに躊躇していたのと、まだ子どもも小さいので、理想通りには飾れないであろうと思い、見送ってきた。今年、次女が2さいになり言葉も理解してきたことと、6さいになる長女が大きくなる前にツリーを飾りたいと思い、ようやく買うことにした。

以前より狙っていたお店のツリーを、長女が選んだオーナメントとトップの星も併せて購入。サイズは小さく90センチ。届いた箱は次女と同じくらいの背だった。

設置しようと箱を開けると早速「ちいさいーー」との声。そうだね、大きいと遊ぶところが狭くなってしまうからね、と諭す。飾ってみると、確かに小さいけれども、小さいながらにとてもかわいい。一気にクリスマス感が出る。さて、次はオーナメントと思ってつけ始めるが、トップの星はすぐに次女が取りおもちゃと化す。尖っているのでこれはキケン!と即撤去。「せっかくほしえらんだのにー」と不満げな長女に来年はつけようね、と諭す。

やはり理想通りには全くいかないけれども、これぞ育児、、という気持ち。光らせることが出来るのを知るとお部屋を暗くして楽しんでいたし、オーナメントとしてUFOキャッチャーで取った小さいぬいぐるみたちがたくさんぶら下がった。思ったとおりではないけど、我が家らしいクリスマスツリーになった。

 

子どもが大きくなるとクリスマスツリーは飾らなくなると聞くけれど、出来るだけ飾りたいと、今は思っている。来年のクリスマスツリーはどうなるか。トップの星を飾ることができるようになっていると、嬉しくはある。